▼ 協力隊に参加した動機〜鷲田さんより〜
子供の目から見て魅力のある人間になりたい、面白いいろいろな体験を積んで子供たちに話したい、という思いが協力隊志望の動機です。専門の土木職で受験したのですが、実務経験の問題に変更され、落ちてしまいましたが、翌年、無事に理数科教師として採用されました。
しかし、この失敗の1年は、JC青年の船に乗ったり、
毛沢東思想や西田哲学を勉強したり、お茶を習ったり、
100万円を貯金したり等、実りの多い年でした。
週に1度、パン工場に行き、50円でパンの耳を一袋を買って生活していたのですが、あるとき、そこのおばちゃんが「兄ちゃん、これ持って行き。」と言って、70円のアンパンをくれたのです。50円を持っていって、70円のパンがもらえる、これが今の日本なんだ、日本では絶対に飢え死にしない、生きて死ぬまでの自分の人生、本当に満足できる人生を歩もうと思いました。 |